コーチングを活かした人材育成 ~大阪府立学校首席研修~
大阪府教育センターで大阪府下の【小中学校首席研修】をさせていただきました。
タイトルは「人材育成」~コーチングの手法を活かして~
学校という組織を円滑に機能させる立場にある首席教諭に求められている
コミュニケーションのスキルアップ研修です。
首席という立場の先生方の仕事は、実に多岐にわたり、実際に授業を受け持つだけではなく、
経験年数の少ない後輩教師の人材育成も重要な仕事です。
一般の民間企業とは異なり、マネージメント研修等の機会は少なく、
若手教師との間に感じるジェネレーションギャップは、お互いにとって大きなストレスもなるだけではなく、
職場全体のモチベーションの低下、ハラスメント問題にも繋がります。
そこで今回は、価値観の違う人達との信頼関係を築くために欠かせないコーチングスキルを
【個人&グループコーチセッション】というワークショップを通して体験していただきました。
コミュニケーションの【聴く】【伝える】【承認する】スキルをベースに、
価値観の枠組み=思いこみ、刷り込み等といわれている【パラダイム】、
更にハラスメント問題を未然に防ぐための【アンガーマネジメン】についても
ご一緒に取り組んでいただきました。
タイトなスケジュールにも関わらず、どんどん吸収して自分のセンスアップに繋げている姿を拝見し、
やはり主席という立場に対する責任感や人を育てるという使命感の強さを肌で感じ、
先生方はまさに学校の中心的存在であるということを再確認させていただきました。
ティーチングのスペシャリストである先生が、コーチングのスペシャリストというもう一つのスキルを身に着けることで、
先生ご自身の価値観の枠組が拡がり、コミュニケーションのバリエーションが拡がり、
学校全体の空気感もかならず変わります。
『このフレーズ、早速使ってみよう!』
『聴いてももらって、スッキリした!』
『すぐ教えたがる癖を見直して、相手が持っている才能を引き出すことを実践したい!』
『こちらのかかわり方や見方を変えるだけで、もっとお互いが楽になるね~』
『学校全体でコーチングを学んでいきたい!』等々、前向きなメッセージが数多く聴かれました。
首席教員のコーチングスキルで経験年数の少ない教職員のやる気を引き出すことで、
児童生徒や保護者、地域の方々との関係性も大きく変わってきます。
『先生の一言でやる気が出た!』
『あの先生がいるだけで学校の雰囲気が明るく元気になる!』
『あの先生のようになりたい!』
このような声が響き合う学校になると心から信じて、
これからも一人のサポーターとして、一緒に取り組まさせていただきたいと考えています!
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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