2013.7.24
「聴く」ことで起きた変化・・・素敵なシェア
商工会職員のコーチ育成塾。
毎回仕事が終わった後の時間にもかかわらず、しっかりノートを取り、宿題にも取り組んでいただいています。
前回の宿題は「徹底的に&とことん聴いてくる」でした。
そのシェアをホワイトボードを使って、見える化して発表していただきました。
話をするだけではなかなかイメージが伝わりにくいもの・・・
そこでホワイトボードに描いてメンバーに説明することで、自分に対してさらに鮮明にインプットし、そこから新たな発見に繋げるというものです。
当日急にお願いしたにもかかわらず、すばらしいプレゼントなりました。
このイラストは新人職員Aさんの「作品」です。
久し振りに会った友人の悩みを「とことん聴いてきた」そうで、その時ふと自分の立ち位置が変わったと気が付いたそうです。
今までは左側のように、友人とは違う場所から一方的に「あ~だ、こ~だ」とアドバイスをするだけだった。
ところが今回は宿題でもあったので、とにかく彼の悩みをわかろうとして一生懸命聴いていると、彼と同じ場所に立って、同じ悩みの解決策を考えるようになったということでした。
このイラストを描いてみて、彼はさらに気づいたことがありました。
それは、企業相談の時の「自分の聴く姿勢」です。
「今まで本当にクライアントさんのことを心からわかろうとして聴いていたかというと、どこかでアドバイスをしなければならない、何か役に立つ情報を提供しなければならないという思い込みが先に立っていたと思うんです・・・まさしく左側のイラストですよね。
その人の悩みに対して自分は少し離れた高いところから眺めてアドバイスを伝えるだけで、一緒に寄り添って解決のために汗を流そうというところに立っていませんでした。
この立ち位置は企業さんにも伝わっていますよね・・・僕がやりたい仕事は右の立ち位置に立たないとできない仕事ですから、明日からは右のスタンスに変えて仕事をしてみます!」
参加者からは「素晴らしい!!すごい!心に響いた!!どうしてそこまでシフトできたの!?」など感動と驚きのメッセージと大きな拍手が沸き起こりました。
発表してみてどんな気持ち?と訊いてみると、「自分でもイラストを描いて皆さんにわかってもらおうと伝えることで、頭の中にあったことが明確になりました。そしてこの友人の姿がお客様の姿に重なって見えてきたんです。自分の仕事の立ち位置に気がついて本当によかったです。スッキリしました!」
コーチングセンスを試してみることは勿論とても大切なことですが、その結果を誰かにわかりやすく伝えることは、さらに一歩進んだ気付きと成長を産み出すようです。少し誇らしげに、そしてはにかみながら発表してくれたAさんの次の宿題の発表がとても楽しみです。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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