2012.5.6
『どうせ無理だ』から、『できるかもしれない!』これがコーチングセンス!
ゴールデンウイークの真っ最中の深夜、札幌の従妹から訃報が届きました。
『お父さんが今朝亡くなったので、明日お通夜をします。ゴールデンウイークだから飛行機も満席でどうせ無理だと思うけで、一応連絡だけ入れたの・・・』大のお父さんっ子だった彼女の泣き顔が目に浮かんできました。
『どうせ無理かどうかはわからないけど、とにかくまた連絡するからね・・・』とだけ伝えると、パソコンを開けて明日中に札幌に着ける可能性にチャレンジ!
まず、帰りの便の確保!週明けからの仕事に間に合うように関西に戻れるなら、あとは関西から札幌までの様々なルートを探そう!
そうそう、二匹のトイプードルのお世話は誰に頼もうかしら・・・・
結局、『無理かもしれない』という思いを一旦自分の頭の中から外して、どうすれば仕事に支障なくこの計画を実行できるか、今からの限られた時間内にできるか・・・・そのためにとにかくあらゆる可能性に手を尽くすこと!
と自分とコミュニケーションして決断し、即実行!
その結果、1時間以内に往復のフライトと、関西空港までのアクセスとワンちゃんの世話をお願いする件がすべて決まり、従妹に電話することができました。
『明日の夜に間に合うように行くからね!』『エッ!!・・・どうやって来るの?本当に来てくれるの・・・・』あとは涙声で言葉になりませんでした。
無事、お通夜と告別式を済ませ帰りの千歳空港で休憩スペースに座っていると、お隣に座られた飛び切り若々しく上品なおばあちゃんが声をかけてくださいました。
『今からどちらに帰るの?』
『関西に帰るんです。親戚に不幸があって、一昨日関西から飛んできたのですが、無事お葬式も終わったので今から関西に帰るんですよ。叔母や従兄弟・従妹たちに会うことができたので、本当に来て良かったです』
『ゴールデンウイークで、混んでいるときによく来ようと思ったね~』とまるで遠く離れたところから北海道に帰ってきた娘を見るような優しい目で話を続けました。
『そうよ、ご縁は一度切らすと遠のくばかりだから、親から子供に代は変わっても、血縁とのご縁は大事にされたほうがいいですよ・・・』
この旅の最後に旭川に住んでいるという88歳とはとても思えない若々しい素敵な方とお話をして、今回の旅の結論が出た!と思いました。
ご縁は、『どうせ無理』という『できないことを正当化する言葉』を自分にも他人にも水戸黄門の印籠のように見せつけて、一歩も前に進もうとしない時に切れるもの。
できない理由からスタートするのではなく、可能性を探すことからスタートすると短い時間で思い通りの、それ以上の結果が出て、ご縁が繋がるのです。
これがコーチングの醍醐味でもあります。
『どうやって来れたの!?』と驚くと同時に、嬉しくてたまらないといった親戚と共に、叔父のお見送りができたことで、より一層ご縁の絆が深まりました。
幸せは、あきらめずにチャレンジしたことで生まれてくると再確認したゴールデンウイークでした。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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