「栗栖コーチのお話を聴いていて、言葉で背中を撫ぜてもらったような気がしました！」 今日講演をさせていただいた保護司さんの研究会でいただいた心震える言葉です。 コミュニケーションには言葉以外にもたくさんの伝達方法がありますが、特に小さいお子さんには背中から頭にかけて優しく撫ぜてあげると心が落ち着いて安心感が生まれるといわれています。 これは子供だけではなく、大人だってそっと肩に手をのせてもらったり、背中を擦ってもらうだけでとても気持ちがよくなるものです。 この撫ぜる、擦ってあげることをストロークといいます。 私たちはボディータッチには敏感になりすぎて、そっと抱きしめてあげたいのに言葉だけで済ませたり、あえて突き放すようなコミュニケーションをしてしまう時があります。 しかし手を握ってあげる、背中を擦ってあげる、そっと包み込むように抱き寄せてあげる…こうした行為の中に何とも言えない守られているような幸せな気持ちを感じるものです。 最近はセクハラと訴えられないように必要以上に気を使っている面もあるでしょうが、家族や恋人、友人やこの人ならOKと思う間柄なら、そっとストロークのコミュニケーションを試してみてはいかがでしょうか？ 100の言葉よりもはるかに早くしっかりと相手にあなたのぬくもりと愛情が伝わると思います。 この講演を終わった後は、皆さんと握手をしたり、お互いに肩を擦ったりしながら皆さんとても素敵な笑顔で会場を出て行かれました。 「僕なんかはしょっちゅう家内の肩を抱いているよ～」そう楽しそうに話してくださったシニア弁護士先生はこの会でも女性から（男性からも）大人気の先生です。 本当に素敵です！ 「奥様がうらやましい！」こんな声も聞こえていました。 言葉以外にも色んな方法で気持ちを伝え、受け取るコミュニケーションがあります。 これからはこのストロークについても、もっと皆様にお伝えしていきたいと思いました。 さて、あなたは大切な人へのストロークを止めていませんか？