伊吹は『息を吹き返す』ところ
先週は滋賀県の北部、岐阜県との県境のとても美しい伊吹山の麓にある地域包括ケアセンターいぶきに二日間お邪魔いたしました。地域に根ざし在宅医療に力を入れておられるホスピタリティーマインド溢れる畑野センター長のお人柄がそのままに現れた、とても素敵なセンターでした。
お世話になりました皆様、本当にありがとうございました。
いま、医療福祉の分野では『コーチングのコミュニケーションスキル』がとても注目されています。
患者さんのやる気や能力を引き出し、医療スタッフに依存するのではなく良くなるために自分で行動しようという自主的な気持ちになってもらうためにとても役立つコミュニケーションスキルです。また、スタッフ同士がお互いの専門性を尊重して、対等な立場で、本音を話し合える安心な組織を作るためのコミュニケーションスキルでもあります。
スタッフ同士が、お互いの良いところにフォーカスを当てて、認め合い、励まし合っている職場では、『報告・連絡・相談』も、とてもスムーズ運びます。
また、こうしたスタッフの醸し出す院内の空気を患者さんやご利用者の方はとても敏感に感じ取ります。
元気いっぱいで訪れる場所ではありませんから、目の前の方の気持ちを感じ取るセンス、心から思いやる温かい気持ちホスピタリティーマインド、そして一番最初に目の前の人を安心させる笑顔は、プロとしてのテクニカルスキルと同様にとても大切なヒューマンスキルです。
患者さんやご利用者さんは、笑顔で最後まで話を聴いてくれるスタッフに会いたくなるものです。
今回は人の話を聴くには、まず自分自身の心の声にも耳を傾けて聴いてもらう『自分とのコミュニケーション』にチャレンジしていただきました。
あまり人に話したこともないぶっちゃけトークや、とっても嬉しかったことなど、まず自分から話すことで相手との関係性に変化が出てくることを感じていただきました。さすがに日頃から相手の話を聴くことを意識していらっしゃる皆さんはとてもハートフルであっという間に笑顔が溢れ、話が止まらなくなった方もいたようです。そして、早速このワークを朝礼に取り入れてくださったそうで、本当にありがとうございます。とても嬉しいです!
『いぶきは伊吹山にも通じますが、息を吹き返す「息吹」にも通じます。ここに来るとほっとする、生き返っていただけるような地域を目指していきたいと思っております。』
こう伝えてくださった畑野センター長の言葉が心に染みました。
『息吹』・・・センターの患者さんだけはなく、訪れた人すべてがほっとする安心できる場所ですね。
ケアセンターいぶきは、まさにホスピタリティーマインド溢れる場所で、私もまた皆さんに会いに行きたくなりました。誠心誠意、命と向き合う現場で貢献し続けている皆様に、今回は沢山のことを教えていただきました。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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