2010.10.9
上妻 宏光さん『生一丁』津軽三味線コンサート
先日友人に誘われて津軽三味線の新しい可能性を探求し続けている上妻(あがつま)宏光さんのソロコンサートに行ってきました。海外公演を始めハービーハンコックとの共演や、舞台の音楽監督、ただ一人のお弟子さん志村けんさんや、綾戸ちえさんとのコラボレーションなど、三味線からパラダイムシフトして独自の世界を拡げた上妻さんの存在感は器の雄大さを示していました。
そして始まった上妻さんの津軽三味線のソロコンサートは、京都の呉服屋さんで仕立てたというはかま姿が上妻さんの凛としたプロの風格を引き立たせ、会場をすっぽりと包んでいました。
初めて聴く津軽三味線の生の音は、どこかもの寂しく、でも生命の力強さがおなかに響き胸が震える・・・これがライブの素晴らしさですね。すっかり上妻さんの津軽三味線に魅了されてしまいました。
ジャンルを問わず、スペシャリストと言われている人は、好きな事を極め続けているようです。
好きな事だからこそ長い時間をかけて取り組むことも苦にならないし、駆り立てられるようにチャレンジし続けられて、達成感を感じとれるのでしょう・・・地球の裏側まで通り抜けるくらい三味線を深めているように感じました。
そして、会場となった京都コンサートホールの小ホールは、会場に入るまでのアプローチが、螺旋状のスロープになっていて、会場の中は、まるで木製の宇宙船の中に入るような異次元の不思議な空間でした。ひょっとして地球を離れて宇宙に来てしまった??そんなフワフワした重力を感じながら、心から酔いしれた、芸術の秋を感じたひと時でした。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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