朝ドラ【舞いあがれ】の航空大学校で「アンガーマネジメント研修」
NHKの朝ドラ「舞上がれ」の舞台になっている(独)航空大学校は、
宮崎本校、仙台分校、帯広分校の3校あり、2022年11月にこの3校に伺い
教官対象のアンガーマネジメント研修をさせて頂きました。
朝ドラをご覧の方はイメージできると思いますが、学生たちは全寮制で
朝から晩までプロのエアラインパイロットを目指して猛勉強&猛トレーニング
の日々が続きます。
緊張感によるストレスと不安や焦りで、セルフマネジメントができなくなる場合もありますが、
これを乗り越えで行かなければ、操縦かんを握ることはできないのです。
さて、そこで重要なのがプロである教官の皆さんのかかわり方、指導力です。
パイロットとしての専門知識等のテクニカルスキルが必要なのは勿論ですが、
エアラインパイロットに求められるのは、有事の際も冷静に対応できる判断力や、俯瞰力、
更に怒りの感情を上手にコントロールし、チームワーキングを完結させるリーダーシップです。
つまりヒューマンスキルを磨き続けることが求められています。
そこで今回は教官の皆さんを対象に、アンガーマネジメント研修をさせて頂きました。
教官の皆さんのキャリア(背景)は違いますが、学生たちが無事フライトライセンスを取得し、
エアライン企業からパイロットとして選ばれる人材になるよう全力でサポートをしています。
その思いはとてもとても熱いのです!!!
未来のパイロットのティーチャーでありながらコーチである教官の皆さんが、
学生を指導する中で感じている課題は、怒りの感情のコントロール。
つまりアンガーマネジメントを身に付けることです。
これは共感の皆さんから学生に対してレクチャーしていただきたいスキルです。
エアラインパイロットとして、チームワーキングのリーダーになるパイロットは、
操縦スキルだけではなく、上質なコミュニケーションスキルを身に付けることで
チームをまとめることが求められているからです。
様々な教育現場で今特に問題となるのが「価値観の違い」を受容できず否定する言動です。
「○○はこうあるべき」「○○するのが当たり前」「普通は○○する」等々、
同感しなくて共感するスキルを身に付けて、一人一人の話や考えを最後まで遮らずに聴く姿勢は
心理的安全性が高まり、相手に対する安心感で信頼関係を築くことにもなります。
航空大学校で「アンガーマネジメント」のトレーニングが当たり前になる日はもう間近です!
教育の現場で指導する側も教えてもらう側も、人間の心理学の基本である怒りのメカニズムを学び、
怒りの加害者にも、被害者にもならないように!
「アンガーマネジメント」という言葉がカジュアルコミュニケーションになることを願っています。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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