今年も大阪府高槻市教育センター様のご依頼で教職員研修がスタートしました。
1回目は着任1年目の新任者研修。
テーマは接遇「ビジネスマナーの基本」です。
ほとんどの先生が学生時代にビジネスマナーの基本を学んでいないのが現状です。
だからこそ鉄は熱いうちに打て！
学校の雰囲気にやっと慣れてきたこの時期に、基本的なビジネスマナーを身に着けることは大変重要です。
なぜなら、これから先の教職員生活、社会人生活を支える基盤となるからです。

民間の企業や組織では多くの場合、入社後は社会人になるための研修や試用期間のような時期があり、基本的なマナースキルや専門知識の習得に時間やお金をかけて育てていきます。
しかし教員は大学等を卒業してすぐに「先生」と呼ばれ、「先生は何でもできて当たり前」という周りからの厳しい目や大きな期待を背負って、不安な状態でプロフェッショナルとしての第一歩を踏み出すことになります。

専門知識は持っていても、それを相手に伝えるためのコミュニケーションスキルや、社会人としての基本的なマナースキル「当たり前」を身に着ける機会がないまま、年次を重ねることになると、「今さら聞けない」「学校の普通が世間の…」になってしまうことにも繋がります。

こう言った現状を解決するためにも、早い時期に教職員、保護者、生徒、地域の方々との信頼関係を築くうえで欠かせないマナースキルを学び、クレームの要因を排除する研修が必要です。

さて研修風景はというと、本当に一生懸命に取り組んでくださいました。
もともと学ぶこと、教えることが得意な先生達ですから、是非今回のマナースキルを周りの先生や生徒さん達にも伝えていただきたいと思います。

子どもたちも先生のビジネスマナーを見ながら、「相手を大切に思う気持ちを行動で伝えること」の大切さと心地よさを自然と感じてくれることでしょう。
本に書いてあることを覚えるだけではなく、まず現場でどんどん試してブラッシュアップしていくことは、先生達の人間力を高め信頼される先生への基盤づくりになります。
教職員は新学期が始まる前にビジネスマナー研修をすることが当たり前になりますように！！