「怒り」と上手に付き合うための心理トレーニング ~アンガーマネジメントは組織の必需品~
先日、滋賀県内にある「喜楽鉱業株式会社様」でアンガーマネジメント研修をさせていただきました。
喜楽鉱業様は再生重油において業界初となるJISの認証を受けた優良企業で、日ごろから社員教育に大変熱心に取り組まれていらっしゃいます。
今回は「リーダーに求められる感情教育」ということで「怒りの総合診断」にも全員がチャレンジしていただきました。
ご参加頂きました皆様、最後まで真剣に取り組んでいただきありがとうございました。
こちらの業界は男性の占める割合が高く、現場はいつも危険と隣り合わせ。
現場を管理するリーダーはどうしても言葉が荒くなってしまいがちです。
そこで、危険と背中合わせの現場だからこそ、「安心、安全な職場環境と人間関係づくり」を目指してアンガーマネジメントに取り組んでくださったそうです。
ビジネスの現場では、日頃のコミュニケーションが活発に行われ、お互いの信頼関係が成立していれば特に気にならない言動も、自分の思い込みや刷り込み「自分の価値観」で相手にレッテルを張ってしまうと、部下のやることなすこと、すべてが「怒りの原因」になるのです。
この研修は「怒ってはいけない」「怒らなくなるための研修」ではありません。
「喜・怒・哀・楽」これは人間に備わっている大切な感情です。
アンガーマネジメントは叱る必要があるときは適切に叱れるようになり、不必要なことは怒らなくて済むようになる。
そのための心理教育&レッスンなのです。
「そもそも怒りの感情とは…」研修はまず「怒り」の本質を解析していきます。
なぜなら、私たちは怒りの感情について学校で学んだことがないので、そのメカニズムについて正しく学ぶことが重要な訳です。
自分の怒りの傾向を客観的に見直すことで、「怒りの感情」に振り回されないようになること。
相手の価値観と自分の価値観のすり合わせができるように・・・
幅広い視野で相手や物事を観察できるようになることが目標です。
ワークショップを繰り返すうちに、リーダーの皆さんの表情がどんどん柔らかくなり、
意見が活発に出されるようになると更にイキイキとした表情に変わっていきました。
機会があれば次はリーダーが職場で部下やお客様に対してアンガーマネジメントの実践をした
その報告を伺いたいと思っています。
自分の置かれている立場や力で部下を動かすのではなく、アンガーマネジメントを活用して
安心感で信頼関係を築き、自分から動き出したくなる気持ちを引き出すリーダーになる・・・
社是の「誠魂」にもアンガーマネジメントとの共通点を感じた一日でした。
リーダーとして毎日の仕事に直結する課題だからこそ「自分事」として真剣に取り組んでくださった、
リーダーの皆様。
そしてお世話になった皆様、本当にありがとうございました。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
最新記事
月別アーカイブ
- 2024年10月 (1)
- 2024年9月 (1)
- 2024年7月 (1)
- 2024年6月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年2月 (3)
- 2024年1月 (1)
- 2023年12月 (1)
- 2023年10月 (2)
- 2023年9月 (2)
- 2023年8月 (1)
- 2023年6月 (2)
- 2024年 (9)
- 2023年 (13)
- 2022年 (21)
- 2021年 (21)
- 2020年 (28)
- 2019年 (14)
- 2018年 (28)
- 2017年 (30)
- 2016年 (28)
- 2015年 (23)
- 2014年 (32)
- 2013年 (37)
- 2012年 (72)
- 2011年 (59)
- 2010年 (55)
- 2009年 (58)
- 2008年 (32)