2013.11.8
11月7日 大阪府能勢町職員コーチング研修でサプライズ!
昨日は大阪府のてっぺん(最北端)に位置する能勢町の職員コーチング研修の2日目でした。
お仕事でお忙しいところ、ご参加いただきましてありがとうございました。
さて、前回の宿題は「自分好きなところを10個以上書き出してくる」ということでした。
さっそく、発表してもらおうとある若い男性職員の取り出したノートを見ると、なんと自分の好きなところが100個も書かれていたのです!
職員から驚きの声と大きな拍手が沸き起こりました。
そこでみなさんの前で100個全部を発表して頂きました。
周りの人の力も借りて集めた自分の好きなところ&いいところ100個を読み上げるうちに、彼の表情には自信が満ち溢れてきたように感じられました。最後まで参加者に聴いてもらった感想を聴いてみると、「最初は少し緊張したけれどみんなが一つ一つに、うん、うん、と声に出して頷きながら聴いてくれるので、とても嬉しくなってきました。ちょっと難しかったけど本当にこの宿題に取り組んでみてよかったです。今は達成感を感じています」とはっきりとした声で答えてくれました。かれのコメントを聴きながら目頭が熱くなった職員もいらしたようです。
今後この研修で得たコーチングスキルをどのように生かしていきたいですか?という質問には「自分の考えははっきりと言うようにします」とのこと。
この若い未来のリーダーの中にはコミュニケーションに対する気づきがあったようです。
町民の笑顔を創り出すサポーターである職員が自分自身を肯定するスタンスを備えておくことはとても重要です。自分のことを好きになれない、または自分のいいところがそれほどないと思っている職員に対して、町民は信頼感を寄せないと思われるからです。表面上だけの応対(聴いているつもり、やっているつもり)に対して住民は敏感に感じ取ってしまうからです。
また組織のパートナーシップづくりには、職員1人ひとりがそれぞれに持っている資質を活かしあえる土壌が必要です。パートナーシップを築くには、お互いの考え方が違っていてもいい、違うからこそいいと思える環境作りが求められているからです。
その意味でも、町長はじめたくさんの職員がより良い能勢町を創るために一生懸命取り組んでくださった今回のコーチング研修は、必ず住民の皆さんの笑顔を今以上に引き出すことにつながると思います。
大阪府のてっぺんに位置する能勢町の職員の皆様の温かい笑顔に見送られた帰り道、山道で何と今度はダークブラウンの大きな鹿さんに遭遇しました。
大きな瞳にじっと見つめられて見とれていると、さっと裏山の中に走って行ってしまいました。
自然の美しさだけではなく、人形浄瑠璃や牡丹鍋、栗の他にも美味しいものがいっぱいあるこの町にまた来年も寄せて頂くことを今からとても楽しみにしています。
職員が温かなコミュニケーションを醸し出す町、能勢町に皆さんもぜひ足を運んでください!
詳しくは是非こちらをご覧ください http://www.town-of-nose.jp/
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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