コラムの切り抜き『口と頭(主張と理屈)は休ませる』
コミュニケーションの連続講座の後に参加者の女性が『新聞のコラムにこの講座で学んだことと同じような内容が載っていたから切り取ってきました。』と折りたたんだ新聞の切り抜きを大事そうに手帳から出して私にプレゼントしてくださいました。
そこには次のような事が書いてありました。
◆ふとしたことで意見が対立する場合がある。そんな時はどんなに自分の意見が正しいと思って思っても、一方的に主張するばかりでは相互理解は難しい。
意地の張り合いになると、さらに収拾がつかなくなる。最初は言葉の綾に感情が高ぶっただけなのに・・・ということも多いはず。
人間関係を専門とする成人教育のデール・カーネギーは『私は、残念ながら四十近くになってやっと、人間はたとえどんなに自分が間違っていても決して自分が悪いとは思わないものだということが、わかりかけてきた』そして『他人のあら探しは、何の役にも立たない。相手はすぐさま防御態勢をしいて、なんとか自分を正当化しようとするだろう・・・・』
また仏教の教えから『わざわいは口よりいでて身をやぶる。幸いは心よりいでて我を飾る』
つまり意見が対立した時はひとまず口と頭(主張と理屈)は休ませ、耳と心(理解と祈り)を大事にしよう。
自説を主張するのは相手の気持ちが和らいでからでも遅くない。◆
ちょうど連続講座の中で『相手の話を聴くこと&自分の思いを正直に伝えること』に取り組んでいる最中でしたので、このコラムが目にとまったとその方はおっしゃっていました。
意見が対立した時に自分の中に起こりやすい感情を上手く表現した言葉に、私も切り抜きを手放せなくなりました。
理屈や理論ではなく、耳(理解)と心(祈り)を大切に生きていこうと改めて私に気付かせてくれた彼女に心から感謝をしています。
日々の生活やセミナー等で出会った人との素敵なコミュニケーションの一コマをお伝えしています。
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