コーチングでコミュニケーション力アップ 株式会社宙sora

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宙のニュースレター

2011.8.31

力を殺す・・・

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最近陶芸を習い始めているのですが、陶芸の先生から今回も素敵な事を教えていただきました。
今回は背の高い花瓶にチャレンジしたのですが、花瓶の口の形にカーブをつけようとしている私に先生がおっしゃった言葉です。
『力を殺す』ことが必要なんやね。おにぎりを握るときも、目いっぱい力を入れると崩れてしまって、かたすぎておいしくないやろ~
かといって力を全く抜いてしまうと形にならへん・・・だから『力を殺す』ことが必要なん。これはやってみないと覚えられへん。
何度も試しているうちにコツをつかむわ。失敗したら背の低い花瓶にしたら、それも落ち着いていていいんやからやってみぃ・・・
とおっしゃいました。
なるほど!ガッテン!!作品の素材を目の前にすると、つい力任せに思い通りの形を変えたくなりますが、それでは『ひび』が入ってしまいます。
かといって手を抜いて力を加えなければ、いつまでたっても作品は完成しません。
土とのコミュニケーションは人とのコミュニケーションと一緒ですね。
力の入れ具合、抜き具合が相手の良さを引き出すか潰してしまうのかを決めてしまうのですね。
『力を殺す』コツを掴みたい一心で、今日も気がつけば5時間が経過・・・
何度も試しているうちに『力を殺す』感覚がピンとくる瞬間がありました。
おにぎりを握るように・・・初めておにぎりを握った時、ボロボロとお米が落ちてしまい最後には握りずし大の大きさになった惨めなおにぎりを見て、おにぎりを簡単に握っている母親をスゴイと思ったものですが、やっているうちに難なくできるようになっています。
コミュニケーションのコツはおにぎりを握りながら伝えると上手くいくかも・・・そんなアイディアも浮かんできました。
陶芸が右脳全開にしてくれた心地のよい一日でした。
さて、あなたは目の前の作品づくりに力を入れすぎていませんか?



まだまだ土とコミュニケーションしきれていない私は、どうしても力任せに形を作ろうとしがちです。

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