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宙のニュースレター

2010.10.22

部下の力を貸してもらえるリーダーに!

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企業研修でリーダーから『部下にこうしてほしい』『実は考えがまとまらずに困っている』という悩みを伺うことがあります。ではその気持ちを正直に部下に伝えていますか?と伺うと、ほとんどのリーダーが『言えるくらいなら苦労しない、言ったことがない、立場上言えない・・・』という答えが返ってきます。
でもご自分が部下だとして、『自分の上司が日頃困っていることや、自分に対してこうしてほしいと思っていることをストレートに伝えてくれたら、どんな気持になると思いますか? 』と訊いてみると、皆さん『自分に対して本音を言ってくれたら嬉しい、リーダーの役に立つことをやりたいと思う、言いづらかったことを言ってくれたリーダーを身近に感じる、自分も正直な気持ちを伝えたいと思う』など、リーダーに対して否定的な意見や態度に出るのではなく、むしろ正直にありのままの気持ちを伝えてくれたリーダーに対して、今まで以上の信頼感を持つようになるそうです。
リーダーの側から見た部下との関係性は、どうしても上下、できる&できない、指示をする&受けるになりがちですが、リーダーが部下と同じ目の高さで、パートナーとして対等な立場で本音を伝えてくれることで、部下の気持ちの中には、『リーダーのために貢献したい!』という気持ちが湧いてくるのです。
パワフルな結果を出すには仕事はチーム力です。
だとすれば、リーダーが自分の本音を部下に伝えられるかどうか、またいかに部下に手伝ってもらえるかによって、仕事のプロセスや成果に大きな違いが出て来そうです。
そして、何よりも部下の力を借りて一緒に取り組む仕事は、それ自体とても楽しいはずです。
リーダーも困っていたり、悩んだり、相談したいことが山ほどあるのなら、一人で解決しようとせずに、部下に相談してみたらいかがでしょうか?丸投げ相談ではなく、あくまでもパートナーとして、対等な立場で問題解決のための話し合いをすると、部下からは素晴らしい解決策が返ってくるものです。
そして意外と部下は相談されると嬉しいものです。
部下はリーダーを好きになりたがっています。
嫌な上司から命令された仕事を、喜んでやろうとする部下は一人もいないはずです。
まず自分から本音を伝えてみることで、部下のやる気や能力、アイディアを引きだすリーダーになってみませんか?

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