指示命令を出して部下を動かして成果を出していた時代は終わり、
上司自身が自分の指示に自信も確信も持てなくなっているのが
今の時代ではないでしょうか。

組織内のコミュニケーションで、多分一番悩んでいるのが、
いわゆる【ベテランの管理職】の皆さんではないでしょうか？
・過去の実績や経験が、未来の指標にはならず、
・進化し続けるイノベーションに対して及び腰になってしまい、
・自分以外の人の知恵とアイディアと助けを借りなければ、チームを前に進めることができない・・・
これらの焦りや不安は、決してポジショニングパワーで対処できるものではありません。

なぜならは、部下は「心」で動くからです！
つまり、人は誰かに指示命令されるとリアクタンス＝反抗心が芽生え、
自ら進んで動こうとしなくなります。
「やらされ感」で動くので、パフォーマンスは上がりません。
更に上手くいかないときは指示命令を出した上司の責任（他責）にします。
これは人間心理の基本です。

「上司に指示されたことは、文句を言わずに忠実にやるのが部下の役割！」
と学んでいた管理職の皆さん。
それが当たり前だと思い込んでいた時代は終わりました。
言われたとおりにやることが当たり前。
むしろ従う「べき」という思い込みに縛られた結果、多くの若者が自分で考えて行動し、
最後は自分が責任を取るという自律性を身に付けることができずに、
心の空洞化が進んでしまっているように思います。

本当は自分の中に素敵なアイディアも、チャレンジしたいという意欲も、
それを叶えるために必要な能力もやる気もあるのに・・・
そのことに自分でも気がつかないまま、自分の外に正解模範解答を求め、
他人からの評価ばかりを気にしているのが現状ではないでしょうか？
その責任は、彼らの成長をサポートしてきた私たち大人にあります。

そこで、是非ご紹介したいのが、部下の心のスイッチをオンにする「上質な質問」です。
例えば・・・
「もしあなたが明日から部長に昇進したら、これらの課題とどう向き合う？」
「３年後の君が今の君を見たら、何て言うだろう？」
「自由に経費を使っていいよ！と言われたら…来年の入社式をどんなふうにプロデュースする？」

部下に対して「そんなこと考えたこともなかった！」という問いを投げかけることで、
部下の中にあるアイディアや能力、行動力を引き出し、課題を自分ごとにすることで
自分で考え行動し、責任を取ることが当たり前になっていきます。
そしてこれはできるだけ早い方が効果的です！

部下との「１ＯＮ１ミーティング＝１対１のこまめなミーティングの機会」を作りながら、
部下が思わず「エッ！？」と驚いて考えこんでしまう質問を創り出してみませんか？
その問い、部下だけに考えさせるのではなく、上司自身への問いにもなります。

共に学び合い、刺激し合い、成長する組織風土は部下を自律的に人材に成長させ、
組織の戦力として貢献してくれます。
管理職の皆さんの実務の負担を軽くし、マネジメントに力を注ぐためにも、
㈱宙がご提案しているリーダーズ研修で上質な質問力を身に着けてみませんか？

「問い力をスキルアップ」することは、単に質問のボキャブラリーを増やすだけではなく、
多様な価値観を受け入れる柔軟な発想力と、部下を現場に巻き込んでいく
「エンロールメントスキル」を磨くことにもなります。

「人を育てるのが上手い上司」「自然と周りに部下や同僚が集まってくる上司」を目指して
管理職の皆さん同士でコミュニケーションのアップデートにチャレンジしてみることをお勧めします。

研修は半日から１日、連続講座も可能です。
また、少人数～数十名単位までの受講が可能です。
（リアル+オンライン共に可能です）
御社の現状に合わせてカスタマイズしたオリジナルメニューをお作りしますので、
どうぞお気軽にお問合せ下さい。

上質な質問力を身に付ける「問いのプロフェッショナル」と言われる管理職研修で、
ご一緒できることを楽しみにしています！！
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