本来であれば、今年も皆さんとご一緒にコミュニケーションのスキルアップに
取り組ませていただく予定でしたが、今回のコロナ禍の影響で講演が中止になりました。
そこで・・・今年は運営員会の皆様の思いが詰まった冊子が発行されることになり、
私もメッセージを掲載していただきました。

テレビやｗｅｂでは、コロナ差別に関する悲しいニュースが数多く聞かれます。
新型コロナウイルスに対する不安などから、感染者やそのご家族、
そして私たちの命や生活を守っている医療や物流従事者に対する差別や偏見が
大きな社会問題になっています。

今やだれもが感染リスクを持っている新型コロナウイルス感染症対策に必要なのは、
一人一人がウイルスに対して正しく理解し、十分にリスク回避の行動をとることであって、
偏見や憶測で人を差別、中傷したり、マイナスの感情を相手にぶつけることは
絶対にあってはならないことです。

相手を勇気づけ励まし、温かく見守る心の余裕こそが、地域が一丸となって
新型コロナウイルスに立ち向かうときに必要とされることで、
この姿勢が「人権」を守ることそのものだと思います。

今この時も、全力で新型コロナウイルスから私たちを守るために戦っている
多くの皆様に心から感謝の気持ちをお伝えするとともに、その努力に報いるためにも
「人の身体と心は繋がっている」ことを肝に銘じて、お互いの心のケアに努めたいものです。
私たち一人一人の小さな笑顔が、地域を明るく照らし、不安や不満の気持ちを
軽く小さくしてくれます。
コミュニケーション次第で人が変わり、地域が変わり、人生が変わります！
是非、皆さんご自身が穏やかな笑顔のコミュニケーションの発信者になりましょう！