今年もイオンリテール㈱様とご一緒に取り組む
「新入社員上司研修」の３回連続研修がＴＶ会議システムを
活用して始まりました。

初めての取り組みということで、スタッフの皆さんは本当に
ご苦労をされたようです。
それもこれも、大切な新入社員をメンタルダメージから守るための取り組みです。

新入社員のやる気や能力を引き出し、最初の一歩を踏み出してもらうには、
上司１人だけではなく、店舗全員で育てるという風土づくりが重要です。
それが結果として、新入社員の早期離職を防ぐ効果にもつながるからです。

「新入社員の上司」は新人を教育・指導するだけではなく、店全体をエンロール（巻き込んで）
働きやすい職場づくり、居心地の良い環境づくり、信頼し合える人間関係づくりにも
取り組まなければなりません。
これはまさしく「コーチ」のお仕事。
つまり、新入社員の上司には、これらを実現させるコミュニケーションスキルが必要なのです。

たとえどのような状況であっても、新入社員の上司が、前向きな気持ちで安心して指導できるようにする！！
という「会社の基本的な人材育成のミッション」がなければ、上司研修は実現できません。

特に今年は新型コロナウイルスの影響で、不安や焦り、
不安定さを感じる今だからこそ、今企業に求められるのは
「新入社員と一緒に、この時期を乗り切り、より強固な絆で信頼関係を育む」
というコミットメントではないでしょうか。

イオンさんに限らず、今年は特に入社式も新入社員研修も中止（延期）になり、
不安を抱えて現場店舗に配属になった新入社員が多いと思います。
新入社員にとっては、「社会人としての基本的な教育や実践トレーニング」
を受けずに長期間自宅待機や、現場に配属になっていますので、
思い描いていた理想の社会人の姿と現状のギャップが受け入れられず（当然です！）
フワフワした気持ちのまま・・・地に足がついていない人も多いと思います。

「気持ちの切り替え」「覚悟や自覚」「積極的に行動する姿勢」も十分とは言えません。
だからこそ、彼らを焦らせずに、プレッシャーをかけすぎないでいただきたいのです。
彼らにって職場は「アウエー」の状態で、まだまだ「ホームグランド」にはなっていないからです。
いきなり、スタートダッシュをさせるのではなく、周りの環境をよく観察して、
自分の目で、足で、手で感触を確かめる（もちろんソーシャルディスタンスを図ったうえで・・・）
時間【間】が必要です。

これらの点を考慮しながらも、上司は上司で様々な悩みや不安を抱えています。
事前のヒアリングシートによると・・・新入社員に対して、
「社会人としての自覚、働くということの基本姿勢が身についていない」
「コロナ対策に追われて、現場では丁寧な指導ができていない…」
「集合研修がなかったので、同期との交流がなく孤独感を感じているように感じる…」
「仕事の実務に追われて、新入社員の教育まで手が回らず、お客様からのクレームが心配…」
「明るい希望や夢を持ってもらいたいが、今年は上司自身もマインドリセットが難しく申し訳ないと感じている…」
等々、新入社員への「親心＝温かい愛情」が溢れています。

新入社員にとては、仕事にやりがいを感じられるかどうか、
仕事を通して自分の未来に夢や希望を感じられるかどうか…
それは一にも二にも初めて出会う自分の上司次第です！

新入社員のころを振り返ってみる研修では、よく次のような声を聴きます。
新人の頃・・・
・上司に励まされたあの一言でやる気が出た。
・落ち込んだ時に、最後まで話を聴いてくれたあの上司がいたから今の自分がある。
・失敗をしたときに、真っ先にフォローしてくれた上司をリーダーのお手本にしている。
・投げ出したくなった時に、真剣に叱ってくれた上司の顔が今でも忘れられない。
・上司が分け隔てなく周りのスタッフに笑顔で接する姿を見て心から尊敬できた。

このように「新入社員の上司は社会人としてのお手本であり、心の支えなのです。

「上司のコミュニケーション次第で新入社員の意識が変わり、行動が変わり、社会人人生そのものが変わります‼」
こんな素敵な役割を新入社員の上司にとって魅力あるものにするために、
次回以降も全力応援団として取り組んでいこうと考えています！

皆さんの職場でも「新入社員の上司を笑顔のコーチにする研修」に取り組んでみませんか。
今からでも決して遅くはありません。

リアルな対面研修以外にも、ＴＶ会議システムや、zoom、Teamsなどのシステムを活用した
バリエーション豊かな研修スタイルをご提案しております。
どうぞお気軽にご相談ください！

皆さんとご一緒に新しい形の新入社員＆新入社員上司研修にチャレンジすることを
楽しみにしています！