先週、全国市町村幹部職員研修『シニアマネジャー研修』で講演をさせていただきました。 タイトルは『組織経営とリーダーシップ～コーチング～』 著書『才能を伸ばす人が使っているコミュニケーション術』を課題図書として事前にご一読いただきましたので、 4時間の研修時間で丸1日分の内容について取り組むことができました。 北海道から九州まで、お忙しい時期にもかかわらずご参加いただきました皆様、本当にありがとうございました。 今回は組織のリーダーが抱えている課題にコーチングのワークショップを通てえられたコミュニケーションスキルを活かしながら自分たちで取り組んでいくことです。 それぞれの自治体ごとに様々な課題がありますので、模範解答はありません。 しかし、共通する課題が多くグループやペアでコミュニケーションワークに取り組みながらディスカッションをすることで、課題解決につながる方法やアイディア、可能性に気づくきっかけになったようです。 「どうすればうまくいくのか」「何があればより良い組織を作れるのか」 過去のできなかったことの反省よりも、今から未来に向けて具体的な行動に移ることが一番大切です。               ワークショップの中で伺った感想をいくつかご紹介しましょう。 ・リーダーとして日頃抱えている不安や悩み、ジレンマ、葛藤や怒りなど正直な気持ちを丸ごと聴いてもらうだけで、 気持ちがずっと軽くなり、ごちゃごちゃしていた感情の整理ができた ・『リーダーはこうあるべき』というパラダイムに縛られて、部下にも自分の価値観を当てはめることで多くのことを失っていたことに気づき、ハッとさせられた ・弱音を見せてはいけないという『思い込み』を手放してもいいかも…と思った。 ・正直な気持ちを伝えてもいいんだと思えるようになった。 ・聴くことをしてこなかったことに対して反省している ・聞いてもらうことがこんなに気持ちがいいものだとは知らなかった。聴いたふりはしていたけれど聴いていなかった。 ・みんな同じようなことで悩んでいるということがわかり安心した。 ・正直な気持ちが言える雰囲気を自分が率先して日ごろから作り出す必要がある。今回は本当に安心して話せた。 等々・・・地域の住民のために、一緒に働くパートナーのために、そして大切な家族のために日々一生懸命頑張っているリーダーの皆さんだからこそ、是非ご自分のコミュニケーションにコーチングのエッセンスを加えてコーチになってください。 何事にも真摯な態度で真剣に取り組まれるみなさんの素敵な笑顔がとても心に残りました。