コーチングでコミュニケーション力アップ 株式会社宙sora

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宙のニュースレター

2018.5.26

「先生」に必要なコーチングのコミュニケーションスキル

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今月から各地の教職員向け研修がスタートしていますが、
その研修内容について、事前のお打ち合わせををほぼ毎日のように
させていただいています。
遠方から足を運んでくださる教育委員会のご担当者「先生」の
熱い思いを伺うたびに、少しでもお役に立たせていただきたい!
という思いがこみ上げてきます。

学校の現場で今何が起こっているのか・・・
何が変わろうとしているのでしょうか・・・
そのヒントや答は、研修を通して肌で感じ取ることができます。

ある研修で先生の口癖を訊いてみると、
➀うるさい!
②黙れ!
③早くしろ!

う~ん、あまりの即答に返す言葉もなく、
ただ「これが現実」と受け取るだけでした。

これは学校の現場に限ったことではありません。
家庭でも企業内でも、スポーツの指導の中でも良く聴かれる言葉です。

指導を受ける側にしてみれば「言われ続けている言葉」
毎日朝から晩まで「あ~しろ!、こう~しなさい!○○やれ!、」
と言われ続けて、はたして前向きな気持ちで「やる気」になるでしょうか?

指導する側は、「自分で考えて行動できる人を育てたい」
と思って伝えているのかもしれませんが、受け取る側にとっては、
「自分の思い通りに相手を動かしたい」言動と映っているのではないでしょうか。

自分のことを「指示命令」で思い通りに動かそうとする人のことを
皆さんは心から信じて尊敬できるでしょうか?

ところが、学校では教師、家庭では保護者、ビジネスでは上司、
アスリートにとっては指導者の言うこと(指示)に従わなければ、
身の安全や自分の存在そのものが守られそうもないと感じれば、
当然「自己防衛本能」が働きます。
つまり、言われたとおりにする(従う)か抵抗する(反発・反抗)しかないのです。
この連鎖を止めたいと考えているのも実は、学校の教職員の皆さんなのです。

毎年ご依頼を頂くある教育委員会では、1年に1回の単発の研修に終わらせず、
継続することで更に教職員の意識を高めより、実践的なスキルを身に着けようと
連続研修へと発展しています。

また、対象教員については特定の年次に限った研修だけではなく、
教員歴1年目の新任研修から管理職まで、学校(地域)全体で取り組む
動きが加速しています。
今ティーチングのプロである先生達が、コーチングのコミュニケーションの
プロスキルを習得して、ティーチングとコーチングの両方を臨機応変に活用することで
コミュニケーションのバリエーションを増やすことに取り組んでいます。

私が研修を通して何よりも嬉しいのは、研修後の先生の表情が変わっていることです。
先生たちが笑顔になって大きな声で笑ったり、
顔を突き合わせて相手の話を聴くことに徹していたり、
ペアワークやグループワークのメンバーとガッチリ握手をしたり
ハイタッチをしてる姿を見ることです。
ペアワークも、時間が足りなくなるくらい話が止まらないのです・・・

毎日多くの子どもたちの成長をサポートする立場の先生は、
自分自身のホンネ(自分の心に引っかかっているもの)を聴いてもらい、
クリアーにする時間と場が必要なのです。

先生は生徒だけではなく、教職員同士、保護者や地域の方との応対など、
コミュニケーションスキルが欠かせません。

子どもが好きで先生になった…その思いを持ち続けるためにも
是非、ティーチングとコーチングのコミュニケーションスキルの両方を手にして
子どもたちの中にある沢山の可能性とやる気を引き出してください!

さて、次回の教員研修ではどのような口癖が飛び出てくるのでしょうか?!
先生達の口癖を、また訊いてみたいと思います。

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