日本新薬労働組合様が取り組む「コミュニケーション研修」
先月、京都に本社を置く㈱日本新薬の労働組合役員の皆様50名あまりが全国から集結し、
労働組合役員に必要な「コミュニケーション」研修に登壇させていただきました。
今回の研修は単なる理論学習ではなく、ペアワークやグループワーク、更に「レゴ®シリアスプレイ®」の
ワークショップ等、経験・体験を重視したフル回転の内容でしたが、終始積極的に、しかも全員が主人公
となって取り組んでいただき、本当にありがとうございました。

★今回の研修のゴールは主に次の3点です。・・・
・支部役員として組合員との信頼関係を築くヒントを得る
・ハラスメントを恐れず、安心して関われる対話スキル「コーチング」を身につける
・レゴシリアスプレイを通じて、自己理解とチームづくりを体験し、現場で活かす
さて、そもそも労働組合役員の役割は何でしょうか?
「組合員の声を聴き、安心して活動できる環境をつくること」ではないでしょうか?
そのために組合役員は日々「心理的安全性」を高める努力をされています。
しかし、「ハラスメントを怖れて、組合員との距離感に戸惑っている・・・」という悩み(課題)を
抱えているのが現状のようです。
組合員との距離を取りすぎると組合員は「安心して相談できない」「孤立している」等と感じ、
信頼関係は弱まってしまいます。
しかし一方で、組合員が「心理的安全性」について「なんでも自由に言っていい/やらなくてもいい」と
誤解している可能性がある場合は、「心理的安全性は大切にしているけど、組織としての目標や役割も
同じくらい重要。安心して意見や失敗を共有できるが、役割と責任を果たすことが前提です。
意見は歓迎するが、最終的な方針に従う責任は持ってもらいたい」と、心理的安全性と責任について
明確に伝える必要があります。

そこで、今回の研修では組合役員と組合員の信頼関係を強固なものにし、お互いが安心して関わるために
必要な「コミュニケーションスキル=コーチング」の実戦トレーニングに取り組みました。
更に、コーチングを活用した「1on1ミーティング」や、創造力を引き出しながら対話・共創するチームビルディングに役立つ「レゴ®シリアスプレイ®」のワークショップ」では、「日本新薬が目指す最高の労度組合」について、チームごとに作品を作成し、作品への思いやストーリーを全員で共有しました。
レゴシリアスプレイは、参加者がLEGOブロックを使って自分の考えや価値観、経験を「形」にするワークショップの手法です。「手を動かしながら考える(知を形づくる)」というユニークなプロセスを通じて「全員参加」と「心理的安全性」「多様性の可視化と共感」「主体的・継続的な共創」という3つのエネルギーを同時に引き出すワークショップです。
この実体験を通して、「労働組合役員としての関わり方の新しいスタイル」を見つけて頂いたのではないかと思います。労働組合役員のコミュニケーション次第で、社員が変わり、組織が変わり、社員とそのご家族全員の人生が大きく変わります!
全国の拠点で活動する日本新薬労働組合の皆さんが素敵な笑顔の花を咲かせることを信じて、これからも全力応援させていただきたいと考えています!

研修やセミナー、講演活動の様子をご紹介しています。
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