岡山赤十字病院が最高の病院を目指して取り組む「コーチング&コミュニケーション研修」
今年も岡山赤十字病院で、「コーチング&コミュニケーション」研修をさせていただきました。
医師、看護師、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師、放射線技師、助産師、医療社会事業司、事務職等、
部署の垣根を越えて丸一日、積極的に取り組んでくださった皆様、本当にありがとうございました。
今回取り組んだ内容は、コーチング、コーチングを活用した1on1ミーティング、アンガーマネジメント
そして最後はビジョンメイキングに役立つレゴシリアス®プレイのワークショップです。
コーチングの基本スキルは「聴く」「伝える」「承認する」「質問する」「パラダイムシフト」などですが、
これこそ医療の現場で患者さまや職員同士との間で必要不可欠なコミュニケーションスキルです。
また、コーチングスキルを活用しながら1対1で相手の成長のために取り組む「1on1ミーティング」、
心理的安全性を高め、院内で起きうる様々なハラスメント対策に活用できる「アンガーマネジメント」も、
医療スタッフ全員が、部署や職位に関係なく学ぶべき基本的なヒューマンスキルと言えます。
専門的でかつ高度な知識を持って活動されている医療スタッフの皆さんが、その専門性を活かすには、
高度なテクニカルスキルに加えて、一人一人のコミュニケーションスキルが高く、心理的安全性が高い
「組織風土」が必要です。
今回の研修では、ペアワークやチームワーキングで話し合う機会を多く作り、実践練習=トレーニングを
繰り返すことで、「知識=頭で理解する」→「経験=試して身につける」ことで、医療現場の当り前を
「パラダイムシフト」することに取り組ませていただきました。
特にテーマに沿って、一人一人が自由に手を動かしながらレゴを組み立てるワークショップでは、
潜在意識にアプローチすることで、思いもよらぬ自分の考えや思いが経験値からあふれ出てきました。
参加者全員が、お互いの作品を見ながら自分のストーリーを語ることで、今まで直視してこなかった
(無理だと諦めて蓋をしていた)本当にやりたかったことや、価値観、夢や目標、アイディアなどが
次々にリマインドされ、お互いの価値観の違いを受け入れ認め合い励まし合う雰囲気が漂っていました。
■参加者の感想を拾ってみると・・・
・もっとやってみたい! すごく楽しい!
・夢中になって取り組めた! 子どもの頃の自分を取り戻した!
・すごくおもしろかった! 自分の中に答えが一杯あった!
・職場だけではなく、自分の大切な子どもたちや夫と一緒にやってみたい
・難しく考えて、適切な言葉で意思疎通をするべきというパラダイムに縛られていた
・お互いの幸福度が上がるように、カジュアルなコミュニケーションをとればいいんだと気がついた
・職場全員でこのワークショップに取り組んで、患者さんやそのご家族への対応にも活用したい
そして最後に各チームで取り組んだのが、「私たちが望む最高の最高の病院とは?」
更に、それを実現するために「今日から私が取り組む具体的な行動とは?」コミットメントの発表をし、
最後は、ご参加いただいた看護師さんの音頭で、全員で「一丁締め」をして7時間の研修を終えました。
医療現場で働く皆さんご自身が「幸せである=幸福度が高い」ことが何よりも大切だと思います。
なぜならば、自分が幸せでなければ、患者さんやそのご家族、職場の仲間やご自分のご家族が幸せに
なるために貢献することが難しいからです。
医療現場に上質なコミュニケーションスキルが広がり、周りの人たちを幸せにすることを心から信じて応援していきたいと思います。
長時間の研修にもかかわらず、最後まで積極的にご参加いただきましてありがとうございました。

研修やセミナー、講演活動の様子をご紹介しています。
最新記事
月別アーカイブ
- 2025年2月 (3)
- 2025年1月 (2)
- 2024年12月 (1)
- 2024年10月 (1)
- 2024年9月 (1)
- 2024年7月 (2)
- 2024年6月 (1)
- 2024年5月 (1)
- 2024年4月 (1)
- 2024年2月 (1)
- 2023年12月 (2)
- 2023年10月 (2)
- 2025年 (5)
- 2024年 (9)
- 2023年 (18)
- 2022年 (26)
- 2021年 (20)
- 2020年 (20)
- 2019年 (14)
- 2018年 (9)
- 2017年 (16)
- 2016年 (26)
- 2015年 (15)
- 2014年 (24)
- 2013年 (32)
- 2012年 (35)
- 2011年 (22)
- 2010年 (25)
- 2009年 (23)
- 2008年 (15)