子供と一緒に〈聴く〉コミュニケーション…人は扱われたように成長する!
先日早朝セミナーにお招きいただきコーチングのコミュニケーション〈聴く)センスをご紹介しました。
満席の後ろのほうを見ると、大人に交じって小学校高学年と中学生らしき男の子の姿が目に留まりました。
セミナーが始まり早速、二人一組のペアワークをすることに・・・
周りの大人の方が〈男性の経営者らしき人〉がどのようなコミュニケーションをとるのか・・・見ていると、彼らの隣に座っていたお二人がとっても素敵なやさしい笑顔で「僕とペアになってくれる?」「一緒にやろうか?」と子どもたちにアプローチ!
「うん」と少し照れながらも嬉しそうにコクンと頷き、素敵なペアが誕生しました。
その様子がとても自然・・・子どもを特別扱いすることなく、対等なパートナーとして対応しているのです。
子どもたちの反応は・・・というと、それはそれは誇らしげに胸を張ってしっかりと目の前のパートナー(父親のような年齢の男性に)と見つめあっていました。
大人と同じ土俵に立たせてもらう経験は子どもを大きく成長させます。
自転車の補助輪を外してもらうだけではなく、いきなり一輪車で大人のショーステージに上がるくらいのストレッチ!
少し背伸びをするどころか、一気にジャンプさせてもらうような気持ではないでしょうか?
セミナーの後で二人に聞いてみました。
「知らない大人のオジサマとのペアワークはどうだった❓」
「うん、楽しかったよ。大人も大変なんだよ・・・いろいろ聞かせてもらってそう思った」
「もっと話を聞いてみたかったし、僕の話も真剣に聞いてもらって本当にうれしかった。
僕は野球をやめようと思った時のことを話したら、うん、うん、そんなに悩んでいたんか・・・つらかったんだね・・・って最後まで一生懸命聞いてくれたので、僕もおじさんの話を一生懸命聞こうと思った」
自分の気持ちを最後まで遮らずに理解しようと聴いてもらう体験は、人の話も〈聴く〉人に成長させるようです。
大人と真正面から見つめあってパートナーとして取り組んだペアワークは、彼らを年齢や立場を超えて通用する人間力子どもたちを子ども扱いせずに対等な人として扱うことができるかどうか・・・それは大人の器の大きさ次第かもしれません。
「人は扱われたように成長する!」
この言葉の意味が身に染みたセミナーでした。
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