北海道滝川市役所の女性リーダー研修にお招きいただき、女性リーダー36名とコーチングのコミュニケーション研修をさせて頂きました。 お忙しいところ時間を調整して参加していただいた女性リーダーの皆様、そして当日までサポートしてくださった総務部の皆様、本当にありがとうございました。 滝川市は女性リーダー研修が初めてということで、滝川市長からご丁寧な言葉も頂き、市をあげて女性の活躍を応援したいという気持ちと女性に対する期待感が伝わってきました。 同じ市役所の職員同士といえども、日頃はそれぞれの業務に追われてじっくり向き合って相手の話を聴く機会が少ないせいか、最初からお互いの仕事の背景にある悩みや課題などについても積極的なディスカッションが続きました。 もちろん子育ての仕事の両立や、家族とのコミュニケーションについても話が及んだようです。またペアワークやグループワークをとおしてお互いが感じたことは『リーダーに必要なのは、まずリーダー同士がお互いの気持ちを共有して群れを成して一緒に飛び立つこと』ではなかったでしょうか。 そして『コミュニケーション能力がリーダーにとって最大のリスクマネジメント』であるということです。 『情報だけのコミュニケーション』に終わらせることなく『感情を共有すること』で組織内に安心感が漂いその結果、お互いの信頼関係が築かれます。 話しやすい雰囲気づくり、自分の価値観にとらわれずにまずじっくり観察する視点を持つこと。そしてどんなことでも最後まで否定せずに評価せずに相手を理解しょう＆わかろうとして話を聴く姿勢。 これらは男女に関係なくリーダーに求められる資質です。 また従来のリーダーシップは男性リーダーをモデルに作られていますので、女性リーダーには当てはまりづらい点が多いのも事実です。 男性リーダーにはない女性自身の特徴（柔軟な発想、おおらかに包み込む寛容さ、人を育むサポートスキル、優しい笑顔、華やかさ、細やかな気配り力など）を活かして『優しい笑顔＆きっぱりした意思表明』を自分なりにアレンジしていく必要があります。 失敗や困っていること、苦手なことも自分から発信して周りの人の力を貸してもらうことも重要なリーダースキルです。 いずれにしても女性リーダー同士が丸一日同じ場所で同じ時間を過ごすことは、それだけでもとても意義のあることです。 共通の悩みや課題が見つかり共感し合える機会になります。不安や人には今まで言えなかったこともじっくり聴いてもらうことで漠然としていた部分がクリアになったようです。 女性リーダーの割合が組織内で多くなれば『女性』の文字が自然に消えていきます。その時が本当の意味での女性リーダーのスタートです。 女性リーダー研修は始まったばかりですが、必ずこの街から沢山の女性リーダーが生まれ、笑顔でイキイキと活躍されることでしょう。 女性リーダー同士が真剣に話し合う光景が素敵な未来を感じさせてくれました。 とても素敵な女性リーダーの爽やかな笑顔が職場や家庭をさらに居心地の良い場所に変えてくれると信じています！