9月14日、18日『支援に活かすコーチングスキル研修』

滋賀県商工会連合会主催 商工会職員等研修会で経営指導にかかわっていらっしゃる皆さまにコーチングの基盤ともいえる『聴く』コミュニケーションについてワークショップを織り交ぜながら取り組んでいただきました。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
さすがに日頃から経営相談にかかわっていらっしゃるだけに、目の前の人を勇気づけ励まそうとする温かい気持ちがビシビシと伝わってきました。
また、さすがにビジネスコーチだ!!と感心させられる場面も多くあり『経営指導員はコーチだ!』と痛感しました。
サポーターとしてかかわるということは、従業員はじめそのご家族まで含めるとものすごく多くの人の人生にもかかわっているということでもあります。
しかし経営問題の課題解決に対するスペシャリストとしてアドバイスやノウハウを伝えて指導する立場は、ややもすると一方的なコミュニケーションにもなりがちです。
相手のために良かれと思って一生懸命取り組んでいる経営指導のやり方が、果たして本当に相手のためになっているのかどうか・・・
今回はペアワークで徹底的に日頃のご自分の『聴く』スタンスを試していただきました。
ワークの後であるベテラン男性指導員の方が次のような素敵なコメントをくださいました。
『今まではバンバン社長にアドバイスをしていたけれど、これではだめなんだと今日やっとわかった気がします。
ただ聴いてもらうだけでこんなに気持ちが解放されて居心地がよくなるとは今まで全く気がつかなかった・・・・
これからはもっと聴くことに意識を向けようと思います」
ご自分が持っていらっしゃる専門家としてのスキルを活かすのは、コミュニケーション次第です。
今までのご自分のコミュニケーションスタイルに、コーチングスキルをミックスすることで、さらに多くの企業を成長させる指導のヒントがそこにあると思います。
『職場でも家庭でもさっそく試してみます!』そう言ってお互いに固い握手をされた経営指導員の皆さま、今日もたくさんの気づきを本当にありがとうございました。