「ドクターが笑顔に!」医療の現場にコーチングとアンガーマネジメントを!
医療関係者向けのコーチング&アンガーマネジメント研修のご依頼が増えています。
今までも看護師や、介護士、医療事務職員を対象とした研修はさせていただいていたのですが
ここ1,2年はドクターを含む職員全体での研修が急増しています。
なぜ今、「ドクターのコミュニケーション研修」が注目されているのか?
その一つに病院も選ばれる時代になってきているからです。
誰に選ばれる???
患者様ご自身はもちろんですが、ご家族に選ばれるかどうかがとても重要なのです。
今までは、先生は雲の上ともいえるモノ申せない存在に近く、
患者や家族、医療スタッフにとっても絶対的な立ち位置にいたと思います。
(いまだにそのような病院もあるとは思いますが…いずれ淘汰されます)
今は情報化社会。
手術の事例から、ドクターの実績、口コミ、評判はあっという間に広がり、
その評判を見て選ぶのが当たり前になっています。
しかも高齢の人もその情報を自分で手に入れられる時代になったのです。
セカンドオピニオンも含め、すべては先生任せ、先生次第ではなく、
患者が主役になりました。
そうなると、ドクターは検査の結果をパソコンの画面でチェックし、
それを伝えながらさらにパソコン入力をする・・・
これだけではドクター自身にも医療的な専門スキルの基盤ともなる人間力。
患者の顔や表情、顔色、声のトーンや話し方、歩き方や姿勢など、
全身を観察する力は育まれません。
アイコンタクトもせずにながら聞きで、数分間の間に専門用語を
並べるだけでは患者=顧客満足は得られず、言葉に出さない不満と不信が広がり
当然、ダメだしを出されることになるのです。
医者本来の仕事…それは患者とその家族の気持ちに寄り添い、話を聴き、
まだ言葉にならない心の声も積極的に聴き取ろうとする姿勢=あり方です。
そのためにはドクター自身が積極的にアクティブリスニングの
コミュニケーションスキルを身に着けることが求められます。
特に、医療の現場は多くの人がマスクをしていますので、
特に目元と声、しぐさなどで判断されます。
笑顔なのか真顔なのか・・・ドクターの表情が分かりづらいことも
不安材料なのです。
だからこそ、優しい表情や態度(声や言葉遣いも大切です)で安心感を与え、
患者や家族の緊張感を和らげることが信頼関係を築くための最初の第一歩です。
五感をフルに活用しながら検査結果の数値だけを判断材料にするのではなく、
しっかりと患者さんとその家族を見る=診ることです。
最初のコンタクトでドクターの人間的な温かさが伝われば、
コミュニケーションはスムーズに進んでいきます。
つまりコミュニケーションは入り口がとても大切なのです。
更に、病状や検査結果を相手に合わせて伝わるように伝えること。
伝えるのではなく伝わることが大切です。
難しすぎる言葉の羅列や、早口、マスク越しの小声では理解しきれないけど
忙しそうにしているドクターに、時間をとらせては申し訳ないと思ってしまう。
だから、診察室を出た後で看護師さんにもう一度確認をしたり質問をする人が多いのです。
そしてドクターと看護師さんとの関係性も敏感に感じ取っています。
つまりそこにお互いを信頼し尊敬しているという関係性です。
この対等性を築いていくのもコミュニケーション次第です。
医療の現場が安心・安全・信頼できるコミュニケーションで溢れているかどうか・・・
そのカギを握るのはやはりドクターなのです。
特に、ドクターのコミュニケーション次第で
病院や医療施設の雰囲気=空気感が変わり、
患者さんやご利用者様の安心感や信頼感が高まることで
選ばれるドクター・医療スタッフ・病院・医療施設になります
選ばれる病院・医療施設・スタッフになるためにも、ぜひドクターを含む全職員で
コミュニケーションのスキルアップに取り組むことをお勧めします。
ドクターを笑顔にするコミュニケーション研修のお問い合わせやご相談は
株式会社宙までお気軽にお問い合わせください。
http://www.kurisu-sora.com/
研修やセミナー、講演活動の様子をご紹介しています。
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