テレフォンサービス研修会:見えない相手とのコミュニケーション
昨日、京都府京田辺市社会福祉協議会のお招きで20年間に渡りボランティア活動をされているグループ
「たんぽぽ」の皆さんとご一緒にスキルアップに取り組むセミナーをさせていただきました。
タイトルは「聴き上手になるためのコミュニケーションセミナー」
地域に暮らすご高齢者の方々にお電話をして、不安やお困りごと等を伺いながら、
安否確認もするという安心・安全なまちづくりにも貢献している団体です。
26年度のテレフォンサービス時間は3402分。461回に及びます。
直接お会いして話をすわけではないので、その分いかにして「相手の声や話すスピード、トーン、
息づかい、間、口癖など」を敏感に感じ取れるか・・・そのスキルが求められます。
目を閉じたままのコミュニケーションワークショップでは、5通りの「おはようございます!」
にチャレンジしていただきました。
相手のペースに合わせた「聴く」コミュニケーションの練習では、ボランティアの方自身が
日頃から自分の気持ちを聴いてもらっていないという現実にも直面されたようです。
自分の話を聴いてもらうことは自由にしゃべらせてもらうことです。
途中で遮られたり、いきなりアドバイスをされるのではなく、自分のペースで自分を主人公にして
とことん話をさせてもらうことの副産物は、経験をしてみないと味わうことができません。
皆さんの感想を伺うと・・・
・心地良かった
・心がほんわりと温かくなった
・すっきりして整理できた。
・新しい発見やアイディアが生まれた。
・もっと勉強したいという意欲がわいてきた
・安心で安全な地域づくりにもっと貢献したいと思うようになった
などなど・・・
まず傾聴ボランティアさんが体験することは「聴く」前に「聴いてもらう」ことのようです。
これは教師も企業のリーダーも親も同じです。
相手に何かをしてあげたいという思いが強いと、自分の価値観で行動をしてしまいがちですが、
一旦、立場を横に置いて、一人の個人として自分の気持ちに掃除機をかけること。
モヤモヤしたりガサガサしているごみを吸い取ってもらうことをお勧めします。
関わる側の気持ちがスッキリすると、相手とのコミュニケーションが風通しの良いものになります。
相手は合わせ鏡。
今日もたくさんの「おはようございます!」が京田辺市の「タンポポ」さんから発信されているのでしょうね。
本当に温かな時間をありがとうございました!
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