9月27日 「男女共同参画をすすめる市民フォーラム」
第11回「男女共同参画をすすめる市民フォーラム」
私が変わる・あなたが変わる・まちが変わる
~女性の活躍 活力ある社会を目指して~
基調講演には厚生労働事務次官村木厚子さんをお迎えして9月27日(土) 「大津男女共同参画をすすめる市民フォーラム」がの分科会で講演をさせていただきます。
私が担当させていただく第2分科会のタイトルは
「女性の社会参画」~あなたの参画 今でしょ!~
ご参加者の皆さんと、女性が活躍する活力ある社会について一緒に考えてみたいと思います。
今、企業では女性リーダーの登用が数値化され、○○%目標などと言われていますが、「リーダーになりたい」「リーダーになってもいい」という女性の割合は期待されるほど高くないのが現状です。
その背景には企業の中に女性が出産や子育てをしながら働きやすい環境が未整備であるということと、成長する過程で知らず知らずの間に身に着けた「女性はこうあるべき&男性はこうあるべき」という「価値観」が大きな要因になっているのではないでしょうか。
これはそれぞれ育ってきた環境、(地域制・時代背景・家族・受けた教育ほか)によって作られたもので、「パラダイム」と呼ばれるものです。
「男の子は泣いてはダメ!」「男の子は一家を背負っていくもの」「女の子は早くお嫁さんに行くほうがいい!」と言われて育った世代に、女性リーダーの数が少ないのは当然です。
男性の価値観も「男は外で働いて家族を養うもの」「女・こどもは自分が守るもの」「女性は家を守るべき」「子育て・家事・両親の介護は嫁の仕事」という基準値が自然と作られているのかもしれません。
仕事・ビジネスに関しては、まだまだ男性の視点から物事が決められていますが、女性が自分から進んで積極的に仕事をしたくなる気持ちを引き出しサポートする組織づくりが今一番求められています。
女性を労働力という面だけでとらえるのは大きな間違いです
今後は社会において育児休暇以上に注目されるのが介護休暇です。
男女関係なく誰もが自分事として考えなければならない課題です。
また、この介護休暇には育児休暇のように、何年したらこうなる…というシュミレーションが描けません。
その分、周りの人の応援やサポートを継続的に受けられるような、「お互い様の関係性」を日ごろから築いていくことが必要です。
家族を大切にする人が社会を大切にできる。
家族との時間に手を抜かない人が、仕事にも手を抜かずに一生懸命取り組める人なのです。
お互いのバックグランドを伝え合い理解し、協力し合うには制度だけに頼らず日ごろの上質なコミュニケーションが必要です。
永年、男性中心に考えられてきた組織づくりや昇任制度を見直すチャンスです。
女性の活躍 活力ある社会を目指すことは女性だけのためではありません。
こどもは男性(父親・祖父)にとっても大切な家族だからです・そして介護休暇はまちがいなく男性が直面する仕事と人生のワークライフバランスだからです。
核家族化が進み、少子化、シングルライフを選ぶ人が増えている今こそ、誰もが家族の世話をし、いつでも話し合い一緒に協力しながら支えあう姿こそ、こどもたちに見せたい家族の在り方ではないでしょうか。
研修やセミナー、講演活動の様子をご紹介しています。
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