6月29日 社員のやる気を引き出す「コーチングのコミュニケーション」:(株)関西丸和ロジスティクス
「桃太郎便」でおなじみの(株)関西丸和ロジスティクス様の第1回役職者研修会にお招きいただき、たっぷり3時間のコーチング研修をさせて頂きました。
田中社長はじめご参加いただきました社員の皆様、本当にありがとうございました。
お打ち合わせの際、人事部の方から「うちは大きな声を出しますから驚かないでくださいね」と言われてはいましたが、一糸乱れぬ唱和の声の大きさに、大感動!!なんといってもその迫力が頼もしい!! ピンと背筋が伸びる思いがいたしました。
さて、今回は「部下のやる気を引き出すコミュニケーション」ということで、それぞれの部署でリーダーとして活躍している皆さんとご一緒に、先ずは日ごろの自己流のコミュニケーションを点検していただくことからスタートしました。
お客様の元に送り主様の気持ちを乗せて商品をお届けする仕事では、大切な荷物をお届けする側のスタッフの人間力が問われます。
上司から笑顔で仕事をしなさいと言われても、不安や不満、疲労が溜まっていては笑顔にはなれません。
ところが職場の雰囲気が明るく、上司や同僚とは何でも話し合える環境なら、困ったことやトラブルが発生しても、隠したり言い訳をせず、上司や仲間と一緒に何とか解決しようと積極的に課題解決に取り組むことができます。
そのためには部下から見て、リーダーが話しかけやすい存在でなければなりません。
忙しいことを理由にいつも緊張感を漂わせ、部下が終始リーダーの顔色を見ている状態では強いチームワークは作れません。相手の目を見て穏やかな表情で話を最後まで遮らずに聴く姿勢がとても重要です。
部下が相談や報告に来ても、いつもパソコンを打ちながら、書類を見ながらという「ながら聞き」で対応したり、指示命令ばかりを繰り返すようでは、部下のやる気のスイッチは入りません。
部下を自分が思うように動かすことがリーダーの仕事ではなく、部下が自分から進んでやってみたいと思うような気持ちを引き出すスキルがリーダーに求められています。
それがコーチングのリーダーシップ、コミュニケーションスキルです。
お互いの中に「安心感があって初めて信頼関係が生まれる」という当たり前のことを社内のスタンダードにするためには、今回のような役職者全員が一堂に会する全体研修がとても効果的です。誰か一部の人だけが研修を受けるのではなく、部下の育成に関わる全ての人が同じ場所で同じ時間を共有して同じ価値観を味わうことでさらにパワフルに機能し始めます。
今回の研修でも、時間を追うごとにリーダー同士の表情が柔らかくなり、「お互いに一緒に力を合わせてやっていこう!」「お互いをコーチし合おう!」という団結力も生まれたようで、ワークショップの時間も足りないくらいでした。
そしてなによりもその様子を楽しそうに見守って下さった会社幹部の方々の笑顔がとても印象的でした。
リーダーはコーチです。
社員1人ひとりが現場の最前線で自分で考え臨機応変に対応しながら結果を出していく組織づくりこそ、21世紀型のリーダーシップです。現場力、現場で価値を創造する人材を育てる企業を顧客は見逃しません。ますますファンが増えていきます。
リーダー同士がお互いの肯定感を高めるために取り組んでいただいた3時間は、必ず部下の肯定感を高め部下を笑顔にする力になります。
今までのように1人だけのスーパーマンが活躍して結果を出していく組織ではなく、桃太郎伝説のように仲間のそれぞれの強みを引き出して一緒に力と知恵を出し合って進んでいく組織が生き残る時代だからです。
部下のやる気や能力を引き出して、パートナーとして一緒に進んでいくにはリーダーの笑顔が何よりも大切です。
そして「今日学んだことは僕たちリーダーだけが知っているだけではなく、職場に戻ったらみんなにも伝えて、職場全体で共有していきたいと思います」そう発表してくださったリーダーの言葉に大きく頷いていたリーダーたちのこの素敵な笑顔が職場の明るい未来を示しているように感じられました。
皆さんのリーダーシップがいつまでも未来のリーダーたちの憧れであることを信じてこころから応援しています。
研修やセミナー、講演活動の様子をご紹介しています。
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