コーチングでコミュニケーション力アップ 株式会社宙sora

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「コーチングをいかした生徒指導、部活指導」教師はコーチです!

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東近江市教育委員会 写真⑦

夏休みになると、教職員向けの研修依頼が多くなります。
今日も50名以上の保育園、小学校、中学校の教職員を対象にペアワークとロールプレイングを中心にコーチングのエッセンスをお届けしました。
今回は特に部活動指導をしている先生方のご参加が多く、
猛暑の中、子どもたちと共に一生懸命に取り組まれている情熱は、真っ黒に焼けた先生たちの笑顔からも感じられました。
忙しい時間をやりくりして参加してくださった先生、本当にありがとうございました。

「研修が進むにつれて、この研修会場がパーティー会場の様に変わっていましたね」
これは、今回の研修を担当してくださった先生の言葉です。

そこで、素敵な笑顔が拡がっていましたので研修の様子を少しご紹介します。

コミュニケーションが苦手…と感じている先生は結構いらっしゃいます。
日ごろ「教えること、話すこと、訂正すること、アドバイスをすること」など、
生徒とのコミュニケーションの主導権は先生が握ってしまいがちです。
先生は聴いているつもりでも、本当に聴けたかどうかを判断するのは生徒です。
もし生徒が「聴いてもらえなかったな・・・どうせ先生に相談しても無駄だ」と
感じてしまったら、生徒はあっという間に離れていってしまいます。

そしてほかの生徒に言うのです。「あの先生に相談しても無駄だよ!」
生徒と教師との信頼関係は教師のコミュニケーションスキル次第で崩れてしまうのです。
これが部活動の場面なら・・・退部してしまうかもしれません。

そこで、まず先生自身の偽らない正直な気持ちを「とことん聴いてもう」ことにしました。
生徒の話を聴けるかどうかは、先生自身が聴いてもらう経験をしているかどうかにかかっているからです。
なぜなら聴いてもらう実体験をすることで、「聴きてもらうことの心地よさ、安心感、すっきり感等」を
自分の身体全体で感じ取ることができるようになるからです。東近江市教育委員会 写真⑥

そこで、今回は4人1グループになり、生徒役、教師役、オブザーブ役、リーダ―役に分かれて「生徒の話をとことん聴く」というロールプレイングに挑戦していただきました。

特に「生徒役」の先生方は実に見事な役者でした!
生徒同士の悩みや、先生に注意されたことに対する不満、自分のイライラした気持ちをぶつける生徒、親とケンカして家に帰りたくない生徒、勉強についていけない不安等・・・
クラスや部員の気持ちを聴いていらっしゃるるからでしょう。
まるで本当の生徒が現れたかのようでした。

続いてグループ内での振り返りとディスカッションです。
「聴いてもらった」と感じた生徒役はどれくらいいたのでしょうか?
「本当に最後まで聴けた」という先生はどれくらいいらっしゃたのでしょうか?

これは優劣をつけるワークショップではありません。
あくまでも自己流のコミュニケーションの特徴・癖を別の違う視点から眺めて自分で「気づく」ための練習です。
そこで「聴く」ワークの感想を伺ってみると・・・

・生徒の話を最後まで聴くつもりが、気が付けばほとんど教師の自分が話していた。
・じっと聴くことは辛い!何か言わないと先生としての立場がなくなる…と思い込んでいた。
・生徒や後輩に対して、アドバイスや指導をしたがっている自分がいる。
・ついボケと突っ込みで話を遮っていることに気が付いた

話しが終わらないのは当たり前です。
聴いてもらうことで、それだけ多くの気づきや発見、話したいことが自分の中から一杯出てきたのです。つまり「聴く教師はコーチ」なのです!
東近江市教育委員会写真③教師として技術やスキルを教えることはとても重要なことですが、学力を高めるだけではなく人間力を高めるためには、上質なコミュニケーション能力が欠かせません。
それがコーチングです。
コミュニケーションは苦手だと決めつけずに、これからもコミュニケーションのバリエーションを増やして
「困ったときや迷ったとき、そして嬉しい時にも話を聴いてもらいたくなる先生」を目指してチャレンジをし続けていただきたいと思います。

先生のコミュニケーションが変われば生徒が変わります。是非、生徒と一緒にゴールを目指して走り続けてください!!

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