秋の花を愛でながら、たっぷりゆったりと老舗の会席料理を頂きました。 　まだ晩夏の装いを残した通しの和室で、おかみさんと大おかみさんの 　ご丁寧なご挨拶を受けて、こちらの背筋までもぴんとなりました。 　京都の中心地とは思えない静けさと、おかみさんが一つ一つ描いた 　食器や暖簾の美しさに心を奪われ・・・うっとり！！ 　おもてなしの心とはもてなす側の心のあり方がすべてに現われて 　くるものなのですね・・・何気なく活けられた花の色が私の心を 　すっかり虜にしてしまいました。 　次は是非お着物姿でちょっぴり気取ってお食事を頂きに伺いたいのですが、 　どなたかご一緒にいかがでしょうか？ 　そんなことを考えながらお膳にさりげなく置かれた萩の花を手帳にはさんで持ち帰りました・・・ 　なにより素敵なおみやげになりました。